MQ会計に出会うきっかけはさまざま

ネットで調べて

書籍を購入して

知人から勧められて

税理士から紹介されて

MG研修に参加して

メルマガを読んで

 MQ会計に興味を持ちはじめた人は行動に出ます。

先をもう少し学んでみたい

これまでの会計と比べてわかりやすいし使えそうな気がする

なんとなくイメージはできるが、具体的にどうするかはわからない

 MQ会計を学びはじめると、自身の会社のMQ会計表を作ってみたくなります。「とりあえず決算書から作ってみよう」。ところが、作っていくうちに気がつきます。

中身がわからない勘定科目がある

売上原価ってVQ?

原価の中に「製品棚卸高や仕掛品棚卸高」があるがVQに入れていいの?

発送運賃はVQ?それともF?

外注費はVQだと思うけど

VQにするのかFにするのかの基準がわからない

管理会計(CVP分析)の限界

 管理会計のCVP分析(Cost/Volume/Profit)では変動費、固定費、準変動費、半固定費、そして損益分岐点売上高を求める公式が出てきます。費用を変動費と固定費に分けることに重点を置き分析をはじめます。何が変動費で何が固定費か、つまり「固変分解のしかたが重要」なのであって、多くの会計人、コンサルタントは「変動費の定義そのものがおかしい」とは考えません。

 かりに固変分解(費用を変動費と固定費に分解)をして損益分岐点分析を行った結果、「損益分岐点比率は低いほど経営が安定しています。限界利益率を高め固定費を減らしましょう」と言われたところで、社長たちは何をどうしたらいいのか、さっぱりわかりません。

 このままではいずれ限界がきます。その先に進めなくなります。現場で指導する立場の会計人やコンサルタントなら、なおさらです。

変動損益計算書とMQ会計表との決定的な違い

 管理会計で作る変動損益計算書とMQ会計表との間には決定的な違いがあります。「未来のシミュレーションに対する考え方」です。

 多くの税理士が作成する月次の経営資料は、税務会計から作られた月次の情報(月次試算表)をもとに加工を加えます。見やすい帳表に変え、グラフを多用するなどです。これらはこの先を考えるためのシミュレーションではなく、結果分析をもとにした仮のはなし、「もし変動費率を3%下げることができたら」という仮定の域から抜け出せません。

 社長にとって必要なのはこの先の意思決定につながる情報です。MQ会計は未来を重視します。