最初にやることは2つ

「社長のための会計事務所」を実践していくうえで、

税理士がまずやらなければならないこと、

それは事務所の改革です。

そのために、次の2つを実行します。

 

①事務所の理念を作る

②税理士本人の時間(余裕)を作る

 

この先、「社長のための会計事務所」をとおして

社長方と真剣に向き合っていくためには、

税理士であるあなたの考えや方針を整理しなければなりません。

そして所員に伝えなければなりません。

そのために必要なのが「事務所の理念」です。

何のために事務所を作ったのか、

事務所の存在意義、使命を明確にします。

 

次に、これを実現していくためにはどうするのか、

じっくりと考える時間を作らなければなりません。

時間を捻出するためには、事務所業務の見直しと改善が必要です。

この2つをクリアしてはじめて、単なる分析や解説、

表面だけのテクニックから抜け出すことができます。

(具体的なやり方については個別に対応します)

 

わくわくする事務所を作る

私(ITS宇野寛)が企業に伺って、

たとえば経営計画を作りたいという社長の要望に応えるため、

先々について話を聞きます。

社長方は、数年先まで考えながら日々経営に臨んでいます。

楽しそうにこの先の話をしてくれます。

ワクワク感でいっぱいという様子が、社長との会話から伝わってきます。

私も、できるかぎり協力したいという想いが自然にわいてきます。

 

「うちの顧問先は社長のレベルが低くて、、、」

そんな愚痴を言うまえに、

あなたの事務所の理念や方針は、所員に伝わっているのでしょうか。

まずは自分の事務所をなんとかしなければなりません。

 

あなたは税理士であると同時に事務所の経営者です。

経営者の仕事がきちんとできないのに、

社長の気持ちに応えることなどできません。

社長のため、の前にまず「自分のため」を考えてみてください。

 

税理士も社長も、それぞれ危機感を持っています。

危機感というよりも心配や不安と言ったほうがいいかもしれません。

これを乗り越えるためには、それ以上の期待感や使命感が必要です。

わくわくする気持ちが心配や不安を上回ったときに、

ようやくこの先のビジョンが見えてきます。

 

○何のために税理士になったのですか?

○税理士になって何をしたいのですか?

○事務所を構えてやりたいことはあるのですか?

○そのためには所員に何をどう協力してもらいたいのですか?

 

税理士事務所の理念は、税理士本人の所員に対する「決意表明」です。

この先、所員が意欲をもって働けるようなビジョン、

わくわくするような計画、まずはここからです。

 

「社長のための会計事務所」の理念を参考に、

十分に時間をとって考えてください。

そこに費やす時間、そこで得た知識と経験は、

この先行うであろう「社長のため」に、大いに役に立つはずです。