”未来会計図”という図表

見せてもらった資料をパラパラとめくっていくうちに、

見慣れた図表が出てきました。

形はMQ会計表に似ています。

そこには「未来会計図」と書いてあります。

 


 

6月21日、22日の2日間、鹿児島で第1回のMG研修を開催しました。

主催者の岡山誠(おかやままこと)さんは、鹿児島で生命保険の仕事に

従事しています。

 

昨年の10月、東京の「MQ会計セミナー」に3日間参加したのがきっかけで、

その後もMQ会計セミナーとMG研修に参加し続け、

今年の2月に、鹿児島ではじめてMQ会計セミナーを開催しました。

 

              ・

 

そもそも、なぜ彼がMQ会計を学ぶようになったのか、

そして、次のような話をしてくれました。

 

 

・保険の仕事の関係で会社の社長と会う機会が多く、

 社員、後継者、資金繰りなどで困っている社長も多い

 

・そこで最低限、会計(決算書)の知識も必要だと思い、

 そのために、決算書の見方や分析のやりかたを習おうと

 東京のセミナーに1年間通うことにした

 

・保険屋さんたちも参加するその高額なセミナーは、

 修了すると「財務コンサルタント」として認定される

 

・保険代理店のような独立系の人たちのなかには、

 財務コンサルタントで稼ぐ人も出てくるが

 私たちのような1社専属の場合、それはできない

 

・中小企業の社長方が日々悩んでいることに少しでも貢献したい、

 という純粋な気持ちでこのセミナーに参加している

 

・ところが、途中から講義の内容に疑問を抱きはじめ、

 別の研修にも参加するがなかなか馴染めずに

 ネットで検索しているうちにこのホームページにたどり着く

 

 

岡山さんの目的は、企業の規模や業績に応じて

適正な保険を提案するための会計の知識の習得であり、

決算書で現状を把握するためであり、

社長方と経営について話をするためであり、

けっして「財務コンサルタント」になるためではありません。

 

              ・

 

鹿児島でMG研修が終わった翌日、

彼が真剣に質問をしてきました。

 

「セミナーの講義の途中で決算書が配られ、

 それを分析し、改善案を考えなければならない」

 

「配付されたテキストを読んでも理解できないし、

 書いてあることの意味がわからない」

 

じゃあ、ということで、

彼からそのテキストを見せてもらいました。

 

簡単な会計の歴史の話から徐々に決算書の見方や分析に入っていき、

途中ではキャッシュフロー計算書(間接法)の作り方と分析、

資金別貸借対照表の見方、そして総合的な企業の財務分析へと進みます。

 

パラパラとめくっていくうちに見慣れた図表が出てきました。

形はMQ会計表に似ています。

そこには「未来会計図」と書いてあります。

 

「宇野さん、次回参加までに与えられた決算書から

 未来会計図を作っていかなければなりません」

 

といって、宿題を見せてくれました。

 

 

「未来会計図」というタイトルのその表は、

MQ会計表の右側、「四畳半の図形(実際には微妙に異なる)」だけが

書いてあり、PQやVQ、MQといった”符号”まで付いています。

 

売上高PQ、変動費VQ、粗利MQ、固定費F、

 

そして驚きました。

 

右下のGのところに、

 

【経常利益G】と書いてあるのです。

 

              ・

 

MQ会計表では、なぜアルファベットを使うのか

 

それは未来を見るためです。

算数ではなく数学だからです。

経営にはある程度の数学力が必要だからです。

 

現場の社員にもシンプルにわかるようにです。

PQ・VQ・MQ・F・Gには、それぞれ意味があるからです。

 

売上高、変動費、粗利、固定費、経常利益とだけ書かれた図表であれば、

それはそれとして価値があるのかもしれません。

 

ところが、この未来会計図に

まるで飾りのようにつけられたPQ・VQ・MQ・F・Gは、

解読不能な何の意味もない「暗号」であり、この表を見た人を惑わせ、

MQ会計とは似ても似つかないシロモノです。

 

 

MQ会計の本質をきちんと学んでいる人であれば、

 

VQはけっして管理会計で使う変動費ではない

Gはけっして経常利益のことではない

損益計算書の経常利益とMQ会計のGは一致しない

 

ということを知っています。

 

 

彼は、このテキストで必死になって学んだことを

現場で活かそうとするのですが、実際に社長方に会って、

決算書の分析をとおして話をしたところでまったく通用しない、

という大きな壁にぶち当たるのです。

 

最後に質問をしました。

 

「ところで岡山さん、未来会計図を作り、

 キャッシュフロー計算書(間接法)を作り、

 資金別貸借対照表で分析した結果、

 どんなアドバイスをすればいいと、講師は言っているのですか?」

 

「宇野さん、じつは、、、」

 

と言って、模範解答を見せてくれたのです。

そこには次のように書いてありました。

 

1.売上を上げる

2.変動費を下げる

 

そして

 

3.固定費を下げる

 

最後に、次回の課題(宿題)を見せてもらいました。

 

そこには、なんと、

 

もっと驚く、

 

すごいことが書いてあったのです。

 

(続く)

 

(ITS宇野寛) 

  


 

「MQ会計」「MQ戦略ゲーム」「企業方程式」は、

 これを考案開発された西順一郎先生の会社、株式会社西研究所の登録商標です。

P、V、M、Q、PQ、VQ、MQ、F、G は西順一郎先生の著作物です。

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