このメルマガに登場する主人公は「税理士事務所の男性職員」です。
彼が、毎月訪問している「建設業」にMQ会計を勧めていくなかで、
経理である社長の奥さんとのやり取りが書かれています。
彼のメールの最後にはこう書いてありました。
このメルマガを書きはじめたのが2005年、今年で13年目になります。
ホームページに掲載している過去のバックナンバーを、
項目別に分けてすっきりさせたいと思い、読み返していると
「これはもう一度発信したい、読んでもらいたい」
というのが何件かありました。
そこで、今回実験的に再度発信してみようと思います。
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このメルマガに登場する主人公は「税理士事務所の男性職員」です。
彼が、毎月訪問している「建設業」にMQ会計を勧めていくなかで、
経理である社長の奥さんとのやり取りが書かれています。
彼のメールの最後にはこう書いてありました。
◇会計の経営に対する大きな役割り、それは「警戒警報」です。
私たち会計人は、決算分析や月次報告で行っているような
一般的なアドバイスをしてしまいがちです。
ところが社長方は、得意先、商品、製造現場での具体的な話でないと
ピンときません。
◇「お金がない=資産に置き換わっている」のような解説では、
ぜんぜん伝わらないし警戒警報にはなりません。
「本当に儲かっているのか」社長方が実感がわかないのも当然です。
◇決算書に反映される前に現場では何が起きているのか、
MQ会計を実践してみてよくわかりました。
2015年 5月に発行したメルマガです。
事例は「建設業」ですが、建設業にかぎらず、
ほかの業種にも十分に当てはまります。
MQ会計を実践している社長方に話を聞くと、
興味を示すようになった「きっかけ」は、それぞれです。
書籍(利益が見える戦略MQ会計)、
セミナーや研修会への参加、
知人や税理士からのススメ、などなど
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この記事を読み直して気づいたことがあります。
彼(税理士事務所の職員)が
お客さまである関与先企業に話を切り出すときに、
「MQ」という単語を一切使っていない
のです。
社長は何を望んでいるのか、そしていまの会社の状況を掴んだうえで、
これをチャンスととらえ、「MQ」を使わずに上手に話をしています。
税理士事務所やコンサルタントが、
関与先企業に「MQ会計」を勧める場合のアプローチの仕方は
いろいろあります。
もし、私がここに出てくる社長の立場だとして、
・Pとは、、、
・Vとは、、、
・だからMQが大事なんですよ!
いきなりMQを前面に出されたら、かえって引いていたかもしれません。
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その後、この会社は工事ごとのMQを把握するまでになりました。
税理士事務所だからできるアプローチのひとつの方法だと思います。
最初から構えてしまうとうまくいかないこともあります。
MQ会計は「シンプルで簡単」、
気を楽にして取り組んでみてほしいと思います。
◇Vol.381 2015/05/21【税理士事務所のMQ会計実践事例・建設業】
◇Vol.382 2015/05/28【続)税理士事務所のMQ会計実践事例・建設業】