この先、あらたな創造を生み出す

 

■2009年にかんき出版から出た「利益が見える戦略MQ会計」は、

 今年で第8刷になった。

 

 この本の話があったとき、出版社に提案したのが、 

 「一時的に売れる本ではなく、長く売れ続ける本を書きたい!」 

 そうやってこの本は世のなかに出た。

 

 9年経っても売れ続けているのは、 

 会計を学ぼうとして挫折した人や

 会計を専門にコンサルしている人たちに受け入れられたのではないかと思う。

 

 その後も続編を含め、書きたい本がある。 

 

 ところが、

 


 

 出版社は、売れそうな本は積極的に乗ってくるが、

 これまでにない内容のものには、なかなか乗ってこない。

 だから、書店にはどれも似たような「会計の本」が山積み。

 

 私が書きたい本は、

 

 「これまで誰も書かなかったような本」

 

 まさに売れない本、なのだ。

 

 

■どういう人が会計の本を買うのか、

 そして、ほんとうに望まれている会計の本とはどういうものなのか、

 

 対象者を3つに絞ってみた。

 

 

 1.会計を学んで仕事に専門的に使う人たち

 

   会計人や会計人を目指す人たち

   そして簿記会計を身につけようとする経理マンなど

 

   会計全般の仕組みと決算書を含む会計帳表の作り方、

   分析方法などが書かれた専門書

 

   フツーの人は買わない

 

 

 2.会計が専門職ではないが仕事をするうえで知識が必要な人たち

 

   銀行マンや経営に携わる会社員など

   専門的ではないが、会計の知識がないと仕事に支障をきたす

 

 

 3.そして、中小小規模企業の社長あるいはその息子

 

   いずれは通るかもしれない「決算書」について書かれた本で

   わかりやすい物語風の読み物や漫画がある

 

   いわゆる「ノウハウ本、ハウツー本」を含む

 

 

 私が書きたいのは、”3”の人たちに向けた「これまでにない会計の本」。

 

 

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■決算書は、作れる人から見れば

 どうということはない。

 

 会計のルールにしたがって、分類集計した結果の一覧表なのだが、

 

 しかしなぜ、多くの社長たちにとって

 「決算書(会計)という壁が立ちはだかるのか」、

 

 私が考えるに、

 

 ・会計独特の難解な専門用語

 ・会計自体の構造のわかりにくさ

 

 そして

 

 ・社長の知らないところで勘定科目が勝手に決められている

 

  ⇒これはとくに【重要】

 

 

 先日訪問したある会社で、

 3期分の決算書を見る機会があった。

 

 翌期の計画を立てる際に、過去の決算書はやはり参考にしたい。

 

 Fの計画を立てようとするのだが

 費用科目の中身を社長は全然把握していない。

 

 前期の広告宣伝費200万円の内訳がわからない。

 2万円ではない、200万円なのだ。

 

 理由はカンタン。

 

 会計事務所の担当者が、勝手に処理しているから。

 

 しかたがないので、元帳を見ながらの作業となった。

 

 

 これでは決算書の中身に興味を示すわけがない。

 

 ましてや、決算書をもとに「計画」を作るのも

 「銀行に出さなくてはいけないから」となってしまう。

 

 社長が興味があるのは「税引前利益」、

 

 つまり、

 

 「税金をいくら払わなければならないのか」

 「いくらカネを準備しなければならないのか!」

 

 だけなのだ。

 

 

■問題は2つある。

 

 一つは、

 

 税理士が決算書の解説や分析にとどまらず、

 決算書をもとに「経営改善」を提案してくることだ。

 

 提案してくることが悪いのではない。

 

 「決算書(数字)【だけ】でこの先を話そうとする」

 

 ことが問題。

 

 多くの税理士は、決算書がないと経営の話ができない。

 

 それも、どこかで習ってきた、

 あるいは買ってきたソフトに数字を打ち込んで経営の話をする。

 

 

 もう一つは、

 

 「会計に興味を示すような会話ができない」こと。

 

 この話をすると、

 中学校や高校のときの先生を思い浮かべる。

 

 私の中学のときの歴史の先生は、

 

 「ぜんぜん面白くなかった」

 「年号を覚えないと点数が取れない」

 

 高校のときの物理・化学の先生は、、、

 

 記憶にない。

 

 

 もし、物理の先生が、

 

 「高速で動く物体のなかの時間は、

  止まっている物体のなかの時間よりも遅く進む」

 

 というような話をしてくれたら、

 

 おそらく、

 

 興味をもって、専門的に物理学を学んでいたと思う。

 

 (最近は著名なデザイナーや物理学の本に興味があって読んでいる)

 (それにくらべて会計の本は、なぜ興味を引くような工夫がないのか)

 (これはたんなる「ひとりごと」)

 

 ふだんは担当者に任せて事務処理しかしていない税理士が、

 決算申告時期になって、

 いきなり決算書の解説をはじめても

 

 社長方は興味を示さないのが当然だと思う。

 

 日ごろから、

 

 いかに税理士が社長たちと「経営に関する会話」がなされていないのか、

 露見するときなのだ。

 

 税理士は、セミナーや本で学んだことをただ伝えるだけではなく、

 もっと創意工夫をしなければならない。 

 

 アイデアや創造性がなければ、

 いずれAIにとって替わられる。

 

 

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■「もともと好きで会計の世界に入ったわけではない」

 

 これが私のモチベーションになっている、と、つくづく感じる。

 

 おかげで「会計を社長の立場から客観的に捉えられる」癖がついた。

 

 

 だから、決算書や会計の仕組みから

 

 「なぜ?!」と思う部分が前面に出てくる。

 

 

 ・経営分析が何なの?

 

 ・その先どうなるの?

 

 ・分析をした結果、解決策が思い浮かぶの?

 

 ・その先の良いアイデアが思い浮かぶような分析ってなに?

 

 ・巷にある分析手法をマネしたところで、その先、何がある?!

 

 

 多くの中小小規模企業の社長は、

 とくに会計を専門的に学んでいるわけではない。

 

 経営を学んできたわけではない。

 

 それなのに、会社を潰さずに経営している。

 

 

■今回書きたいことは、

 

 「出版社が書籍にしてくれないような内容」

 

 の【会計】についてである。

 

 

 決算書は、会計のほんの一部分にすぎない

 

 

 そもそも会計を学ぶには会計の構造を知る必要がある。

 決算書の構造のことではない。

 

 そうすることによって、

 

 自社の決算書をあらたな視点から見ることができるはず。

 

 

 会計とはそもそも何か?

 何のために費用をかけて会計処理を行っているのか!

 

 なぜ、企業は決算書を作らなければならないのか!

 

 

 会計全体を、まずは分類して整理してみようと思う。

 

 

 ただし、これだけは言える。

 

 社長は、

 

 「決算書とは何か?」

 

 について最低限知っておかなければならないこと

 

 があるということ。

 

 決算書がわからない、

 会計が苦手だ、

 

 などが通用するのは親父が生きている間、だけの話。

 

 「決算書とは何か?」がわからないということは、 

 ”九九”がわからないとその先の算数がわからない、

 

 のと同じ。

 

 

 それが、

 

 会計の5つの区分

 

 さらに2つの区分

 

 そして会計全体

 

 

 さらに、

 

 「決算書のなかでこの先の経営に使える”唯一の部分”」

 

 を知ってほしい!とうこと。

 

 

 なぜ、出版社が「私が書く会計の本」を出してくれないのか、、、

 

 理由がわかるかもしれません。

 

 

 (次回に続く)

 

 


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