当時幼稚園に通っていた孫におみやげを頼まれた。
「ジイジ、トミカ買ってきてね。いっぱいだよ!」
「ジイジは貧乏だからいっぱいは買えないよ」
「びんぼうって何?」
「幼稚園に行ったら先生に聞いてみ、
『うちはとてもびんぼうなんです。貧乏って何ですか?』って」
「ふーん」
わきで聞いていた母親(私の娘)が、
「ジイジ、やめてよ!!!!」
子どもは何でも聞いてくる。疑問を抱く。好奇心旺盛。
授業中に騒ぎまくる子、おとなしい子、
「先生、はあーい!、はあーい!!」
積極的に手を上げて答えようとする子。
ところが大人になるにつれそれがなくなる。
会社に入るころには「変なふんべつ」が身につく。
会議では発言しなくなるし、
昔からやってきた作業や仕事のやり方に疑問を持たなくなる。
常識からなかなか抜けられず、
アイデアや新たな発想が出なくなり、
あたりまえのことしか考えつかない。
そして、このこと自体疑問に思わなくなっていく。
社長はつねに会社のことを考えている。
業績を上げるために、
社員のことも考えながら、、
未来をどうするか考え、、、
売上を増やそうと試みる。
「じゃあ、どうやって売上を増やす!?」
ところが、想像力や発想力が身についていないと
そう簡単にアイデアは出てこない。
フツーの人が思いつくようなことは誰でも思いつく。
新しいアイデアを次々と生み出す人がいる一方で、
同レベルの知性を持ちながら、
新しいアイデアを生み出せない人が多いのも現実。
では、この差はどこから来るのだろうか。
垂直思考より水平思考、
そして思考力と応用力が深く関係しているのではないか!
「思考力」って何?
どのような状態を「応用力がある」という?
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◎ 管理会計もMQもどきも
制度会計や税務会計の支配下にあるのに対し
ホンモノのMQ会計は頭脳の支配下にある
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SNSでためしに発言してみた。
この言葉を真剣に受け止め考える人、
なんだ、このたわ言は、、、と思う人、
MQ会計にかぎらず、習ったこと学んだことを現場で活用するためには、
「思考力と応用力」は欠かせない。
本を読み研修やセミナーに参加して「わかった気になる」人。
「わかるレベル」から「できるレベル」まで独力でものにする人。
「わかる」と「できる」の間には大きな段差が存在するのだが、
「わかったつもり」が思考を停止させ、疑問をなくし、成長を妨げる。
「思考力と応用力」は、自身の【基礎学力】ではないか、
そのために必要なのが「読む力と人の話を聴く力」、
そして「疑問をもつこと」ではないかと思っている。