「利益を増やすにはどうすればいいですか?」
管理会計(CVP分析)を学んできた人たちにこの質問をすると
決まって出てくるのが次の3つ。
1.売上を上げる
2.変動費を下げる
3.固定費を減らす
さらに、おまけのようについてくるのが
・粗利率(限界利益率)を上げる
・原価率(変動費率)を下げる
・利益率の良い商品を売ればもうかる!
なぜなのだろうか?と考えてみた。
利益=売上(収益)-経費(変動費+固定費)
つまり
利益=売上-変動費-固定費 だからだろうか?
たしかにこの式を見るかぎり正しいように思える。
1.売上を増やす
2.変動費(あるいは変動費率)を下げる
3.固定費を減らす
この3つの根拠はすべて次の式から出てきたものだ。
売上-変動費-固定費=利益
この式に任意の数字を当てはめてみよう。
売上1000-変動費600-固定費300=利益100
CVP分析(管理会計)では売上と変動費の間には比例関係が成り立つようだ。
(売上と固定費の間には比例関係はない)
この比例関係を使って次のような式にまとめることができる。
>売上1000-売上1000×0.6-固定費300=利益100
↓
>売上1000×0.4-固定費300=利益100
売上を1200にしてみると次のようになり、たしかに利益は増える。
>売上1200×0.4-固定費300=利益180
変動費率0.6を0.5に下げればさらに利益は増える。
>売上1200×0.5-固定費300=利益300
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「売上をたった1%増やし、
粗利率をたった1%上げて、
労働分配率をたった1%改善するだけで、
あなたの会社の利益は3000万円も増えるのです」
「たった1%、1%ですよ。
1%程度であればほとんどの会社が改善の余地があるはずです」
このフレーズにその気になった人もいるはず。
ということで、今週は粗利率について深く掘り下げてみようと思う。
これはMQ会計にもそのまま当てはまる。
m率をたった1%上げるだけでGは100万円も増える?!
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▼あなたはこの店の社長です。この先どうすればいいと思いますか?
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