社長たちは、普段から現場のことを考えています。
本を読んだりいろんな勉強会に参加し、
知識を深めるとともに、現場で「実践、行動」に繋げようとします。
学ぶことや知識を得ることを「理入(りにゅう)」。
これに対し、まずやってみる、実践する、行動に出ることを
「行入」といいます。「ぎょうにゅう」と読みます。
理屈から入るか、行動から入るか、
「理入・行入」は、仏教に出てくる言葉だそうです。
理屈だけで経営はできません。経営の書籍をいくら読んでも、
そのとおりにいかないのが中小企業の経営です。
失敗しながら、社員から不平を言われながら、反発を受けながら
それでも社員のことを考え、業績のことも考え、土日も考え続け、、、
それが社長の仕事です。
なぜ社長たちは2日間もかけてMG研修に参加するのでしょうか。
それは、気付きがあるからです。考えさせられるからです。
発見するからです。行入だからです。
そしてもう一つ、
MGには「教育」という重要な要素が含まれているからです。
教育は「教え育てる」と書きます。
「教える」は、訓練をすれば誰でもできるようになります。
ところが「育つ(育てる)」となれば話は別です。
社長であれば「社員に育ってほしい」という想いがあります。
それにより「社長自身も育つ」からです。
しかし「どうしたら育つのか」、大きな悩みでもあります。
・どうしたら自主的に行動するようになるのか
・自分で考えるようになるのか
・モチベーションが上がるようになるのか
モチベーションの上げ方の勉強会に参加し、
理屈を習ったとしても、現実にはそう簡単に上がりません。
【自分で考え、自ら行動してこそ本当の満足が得られる】のですが、
なかなか思うようになりません。
本人の意識が変わらないかぎり、モチベーションなど上がらないのです。