社長たちにとって、
利益を生み出すための基本的な考え方や取り組み方は、
会計や決算書の仕組みを学ぶ以上に重要なことではないか。
管理会計はコスト、内部に重点を置いているのに対し、
MQは外部に目を向けている。利益は会社の外にしかない。
管理会計というと範囲が広くなりすぎるので、
そのなかでも一般的なCVP(Cost/Volume/Profit)分析、
いわゆる「損益分岐点分析」に焦点を当てて考えてみたい。
損益計算書の費用を変動費と固定費に分けて行う損益分岐点分析は、
私が管理会計を学びはじめた40年前と変わっていない。
ネットで検索するとさまざまな記事が出てくるが、
内容はどれも似たようなものだ。
◎なぜ、変動費、固定費でこの先の経営を分析してしまうのか!
◎銀行マンや会計人たちは、
これをオカシイ!と思わないのだろうか?
「社長のためのMQ思考」というサイトを立ち上げました。
MQ会計を社内で実践していくうえで参考になる内容を
順次アップしていきます。
第1弾は「それでも変動費、固定費でこの先を考えますか?」
1. 管理会計とMQ会計の違い
(100人中99人の会計人が間違った利益の計算)
2. 率で考えてもこの問題は解けない
(経営を率で考えていませんか?)
3. 未来を率で考えてはいけない
4. 世の中に出回っているMQもどき
5. 管理会計では解けない問題
6. MQ会計ではどう考える?(MQの本質に迫る!)