2月6日(水)に東京で「MQ会計」の半日セミナーを開催しました。
ホームページにもメルマガでも案内しない、非公開のセミナーです。
参加された方々は社長と社員の方たちだけ、
指導する側の方(税理士、コンサルタント)はいません。
昨年までは「MQ会計・理論と応用編」や「実践編」が中心で
基本編はしばらくぶりの開催です。
なぜ「基本編」なのか!
理論と応用、実践編には毎回、
指導や解説する側(税理士、コンサルタント)の人たちが多いのですが、
参加する目的の多くは、
・顧問先や関与先にわかりやすく説明するため
・分析に使える
「基本編」を通り越して
いきなり高度なセミナーに参加します。
「決算書はたしかにわかりにくいし社長方に説明しても納得してもらえない」
そこで自分たちの顧客に、
どうわかりやすく説明するか、
分析してあげるか、
指導に使えるか、
という目的で参加します。
「自分たちは会計のプロだ、だから基本編は不要だ」
説明や解説のしかた、分析手法に重点を置くのです。
しかし、これではすぐに「挫折」します。
・相手の社長に解説や分析すればするほど自身の首を絞める
・毎回新しいネタ探しに走る
決算書の解説や分析と同じになってしまうからです。
2月7日(金)8日(土)に東京で開催したMG研修に
会計事務所の職員の方が参加してきました。
後で聞いたらなんと「自費参加」です。
講義の中である話をしました。
彼にはこの言葉が響いたようです。
彼の感想文からの抜粋です。
◎「MQ会計は分析しない、説明しない」「考えさせる」
ということに感銘を受けました。
次回はMQ会計の基礎編にも参加したいと思います。
多くの税理士やコンサルタントの人たちは、
顧客に対して「何かしてあげないといけない」と思い込んでいます。
もちろんそれは当然のことなのですが、
税理士、コンサルタント自身が相手にきちんと伝えるためには
自分のことばで話さなければなりません。
自分のことばで話すためには、
腹落ちするまで考え抜くことです。
とくに会計を専門的に扱っている人たちは
MQ会計の本質(基本)をきちんと理解しないまま、
先に進んでしまう傾向があります。
MQ会計はカンタン、だから本を読んでわかった気になるのです。
そして「手法やテクニック」を求めて高度なセミナーに参加するのです。
結果、指導する社長方を間違った方向に導くかもしれません。
2月7日(金)8日(土)の東京MG研修に、経理と総務の方が参加されました。
これまでと少し違う感じだったので紹介したいと思います。
(財務経理部)
ここまで面白いとは思いませんでした。経営者の思考(注力すべきところ)が
少しですが見えてきたように感じました。
◎販売戦略、◎値決め、◎研発・教育等への投資、など
自分には(経理には)無関係と思っていましたが、真の経営層(幹部)は、
経理だろうと何だろうと経営者目線で決定していかなければならないと
痛感しました。
いわゆる普通の経理担当者にとっては、目からうろこの話ばかりでした。
この先もぜひ学びたいと思っております。
(総務人事部)
初日の教育についての話が最も印象に残っています。
「自主的に行動させるには!」
人事をやっているので「教えない教育」を実践していきたいです。
図書室の説明(会計恒等式)が、すうっと入ってきました。
会計用語はホントウにわかりづらく面倒くさい、
あらためて考えさせられました。
また都合をつけて参加したいと思います。
(経理部長)
とても楽しかったです。
柔軟な発想が絶対に必要である(経理の人間はとくに!!)
当社の次期社長になるかもしれない常務(息子)をぜひともMG研修に
誘いたいと思いました。
3人目の経理部長さんは、
なんと、10年間このメルマガを読まれていた方でした。
「宇野さんは想像通りの人でした」
だそうです。
・
今年は私自身、基本に戻ろうと思っています。
非公開の「MQ会計基礎編」ですが、
定期的に続けていく必要性を強く感じました。
次回の「東京・MQ会計セミナー」は、
2020年04月08日(水)13:30~16:50