059.日本でいちばん大きな会社の社長の話

★ある、大きな会社の話。

この会社の社長は、思考力も応用力も想像力も欠けている。

10年先のビジョンを自身のことばで社員に伝えることができないばかりでなく、個人の趣味まで会社の経費にしようとする。

★日ごろから社長の動向を見ている社員たちは、この先、

この会社にいて、ほんとうに大丈夫なのだろうか?


子どもにきちんとした教育を受けさせられるのだろうか

住宅のローンが返せるのだろうか

定年まで働いても年金がもらえるのだろうか

社員にとって不安は高まるばかり。

 

社長だけにとどまらず、補佐しなければならない役員も同レベルだ。

「社長、これはオカシイ!」という役員はいないのだろうか。

退職金をもらいたいがために、

社長の機嫌を損ねてはならないとでも思っているのだろうか。

 

社長の答弁にあわせて、

役員会の議事録を平気で作り替える。

社員に罪をなすりつける。

 

損得勘定で考える人たちが経営層に数人いるだけで、

その会社は腐っていく。

 

             ・

 

この社長は、肝心なときに意思決定をしない。

もしかしたらできないのかもしれない。

自分のための意思決定はさっさとやるのに、、、

 

いざというときの「覚悟」が、まったくできていない。

 

そんな会社は、どんなに大きくても

社員、お客からの信頼をなくすのは目に見えている。

 

なぜなのか!

 

想像力の欠如だ。

 

想像力がないということは、

考える力(思考力)がない、

未来を考えることができない、ということ。

 

会社の危機を「イメージできない」から、当然、策も考えつかない。

規則に当てはめることはできても

応用など、とうていできるはずはない。

それどころか、規則さえも自分の都合で変えてしまう。

 

場当たり的な対応に社員の不安は増すばかり。

 

社員は社長に不満があっても

「社長、別の人に変わってください」とは言えない。

 

ほんとに嫌なら会社を辞めるしかない。

しかし、「私は」ほかに行くところがない。

勤め先がない。

辞めて別の会社に行ける人はほんの一握り。

不平や不満を言いながらも、定年までいるしかない。

 

不安要素は、自身が正しい(と思う)行動を起こすうえでマイナスになる。

危機感は、自身が正しい(と思う)行動を起こすための原動力になるのだ。

 

社会のために、社員のために、

ワクワクするようなビジョンや想いを

きちんと伝えられない社長が経営するこの会社は、

 

はたしてこの先、

 

どうなるのだろうか。

 


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